SNSの炎上で失うもの:被害者編

SNSは人類が初めて出会う、全く新しいシステムのメディアです。

リアルでは自分の社会的な地位や肩書き、過去の実績等が、錦の御旗となり、特に有名人や高学歴の専門家などは、多少過激な発言を繰り返しても、その行為が責められる事はありません。

しかし、ネット上にありますSNSでは参加者が、皆同じリングの上に立ちます。

言わば身内である企業の勉強会、学会の集まりなどで持論を述べるのと、SNSで情報発信をするのは別次元の行為です。

前者であれば発言の意図を聞き手が汲みとってくれますし、そもそも身内の会合ですので、多少のジョークを盛り込んでも特に責められる事はありません。

しかし、SNSであれば身内では通じるジョークが通用しません。

軽い気持ちで打った悪口がネット炎上に繋がる事例も多く過去には大勢の有名人と知識人が信用を失う事態に陥っています。

本人は軽い気持ちでジョークを打ったとしても、ネットの場合、聞き手はまさしく不特定多数です。

例えば「大阪人はケチで酷い奴ばかり」や「専業主婦は怠け者ばかりでけしからん」等の発言は、リアルではスルーされる事も多いですが、ネット上では情報が無区別に配信されるため、実際に大勢の人々を傷付けます。

炎上の被害者は確かに私刑に遭遇した被害者ではありますが同時に加害者でもあり、無思慮な発言によって個人の名誉、過去の発言の信用性や今後進められるはずだった約束事や企画を失う事となります。